お座敷すだれについて おまかせ工房          
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上敷きの特注製作も可能です
おまかせ工房


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座敷簾(ざしきすだれ)・御簾(みす)について

お座敷すだれお座敷すだれ

本格的 お座敷すだれ

座敷すだれ(御簾)について詳しくまとめてあります・・・ご覧下さい


座敷簾(ざしきすだれ)・御簾(みす)について

古くから日本で使われている伝統的な簾です。御簾(みす)とも言います。

神社・仏閣などでは当たり前に御簾と言いますが、一般家庭では御簾(みす)と呼ぶより座敷簾(さじきすだれ)と呼んだ方が一般的な呼び名の使い方になります。しかしながら、家庭の中にある座敷簾を見て、「おっ いいねぇー この御簾(みす)」なんて、ちょっと通な言い方で言われると、知っている人は嬉しかったりもします。読み方は御簾(みす)です。「おすだれ」とはあまり読みません。


元々は貴族階級や武家、神社仏閣など非常に限られた場所でしか使われていませんでしたが、近年になり一般家庭でも用いるようになった簾です。そのような古い歴史がある関係で、簾の寸法も幅88センチ、下がり172センチぐらいの尺貫法の寸法で製作することになります。
近代住宅においては、従来の寸法では不都合が生じることもありますので、その場所にあわせた寸法で製作していくことになります。ただし、座敷簾は下部分が空いていても不自然ではありませんので、基準となる88cmx170(172)cmという寸法で十分使うことが出来ます。



厳選した竹を加工して一枚のすだれに仕上げていきます。


この竹の加工をどのようにするのかによって、手間と技術の負担が大きく分かれていきます。片面だけ加工するもの、両面加工するもの、竹の節をあわせることにより模様を生み出す、など吊す場所に応じて使い分けをしていきます。

日本家屋には「鴨居(かもい)」と言われる部分が存在します。その鴨居部分から吊り下げることになりますが、鴨居と一言でいっても千差万別の寸法があります。その寸法にあわせるように座敷すだれの場合には専用の金具というものがあります。座敷すだれの設置においては、この金具が非常に大切になります。釘で吊すことも可能ですが、一般にそのような吊り下げ方はしません。やはり金具は小さいながらも目立つ部分になります。


専用金具とは別に「かぎ」と言われる金具も存在します。

この「かぎ」とは、中吊り寸法にしておく場合に使われるものです。目隠しや間仕切りとして普段は簾を垂らしておいて、人の往来や誰もいないときなどは、簾を巻き上げてその「かぎ」にかけておきます。ブラインドでよく見かけるような、紐でたくし上げるような使い方はしません。あくまでも巻き上げるのが基本です。

昔は、かぎ金具といえども量産できるような物ではありませんでしたので、焼きをいれた非常に重厚感のある金具がありましたが、それではあまりにも高くなりすぎるので、量産型の「かぎ」が普及しています。今でも一部の座敷すだれにおいては、燻し銀の金具を用いています。


金具と一緒になるのが「房(ふさ)」です。


お飾りですが、この房においてもいろいろと種類が存在しています。房の切り方、つまり下に垂れ下がる部分の房を切りっぱなしにするのか、丸めておくのかというようなことです。昔の人のこだわりが今日においてもみられる部分かもしれません。

座敷簾を製作するにあたり、一枚つくるのに多くの無駄が出ます。特に節を揃えて模様を出さなければならない場合には、必要以上に無駄が出てきます。これはこれで致し方ないことですが、多少、簾について知っておいていただけると楽しみがいがあるものです。



冒頭に一般家庭では近年使われ始めたと書きましたが、高価な物であったこと、そして庶民の利用を禁じていたとも言われています。このように座敷すだれは、手間と技術の集大成です。日本の大昔からあるものの、なかなか一般家庭ではお目にかからない簾になります。

保管・管理について

利用にあたっては、季節はあまり関係ありません。一年を通して使っていけるものです。それでも夏場だけ利用し、その後、保管しておくならば、乾燥剤を入れて保管しておくことを薦めます。

お手入れについて

お手入れはハタキではたくのが基本です。水を嫌いますので、塗れた雑巾などは御法度です。できれば乾いた雑巾も止めてください。竹の繊維に汚れをできるだけ入れない為に、「はたく」ようにすると、より綺麗な状態で使っていくことができます。

裏技

これは一般家庭ではあまりしないかもしれませんが、お寺など室内でお香をたくところがあります。この場合、お香の良い香りが座敷すだれに染みついて、ほどよく香る簾が出来上がります。玄関で軽くお香をたく家があれば、小さな簾をかけておくと、香り付きの簾が作れます。適当に香りがついたら別の部屋に壁掛けとして移します。

そもそも座敷すだれって一体、何年ぐらい使えるものなのか?


全ては使い方次第です、と言ってしまったのでは味気ないので、大まかですが一年中使って約10年間ぐらいが目安になります。室内で直射日光が無ければもっと使えます。消えてなくなる物ではありませんので、20年間でも大丈夫ですが、簾自体が汚れてきますので、汚れが目立ってきたら交換されるのがいいでしょう。
では、直射日光がもの凄いところで日よけとして使っていた場合にはどうなのか?
この場合には徹底的に使い倒すぐらい使ってください。表面・裏面の色の変化などは気にしないでいいと思います。しかし、このような荒っぽい使い方をされるのであれば、天津すだれなどが向いています。やはり座敷すだれは室内向けになります。

座敷すだれの作り方や価格にいろいろあるけど違うのかな?

初めのうちはわからないものですが、なんとなくわかる見方のコツを紹介しておきます。
1.竹の選別・・・・・・・座敷簾には良い竹の良い部分しか使いません。
2.竹の加工・・・・・・・表皮を剥く。
3.節の間隔・・・・・・・成長した竹ほど節の間隔があります。
4.節の揃え・・・・・・・節を揃えると見栄えが良いですが、無駄が出ます。
5.両面の加工・・・・・表から見ても裏から見ても良いように作ります。
6.金具の選別・・・・・良い簾ほど良い金具を取りつけます。
大きく分けると、このような行程をふんで座敷すだれの種類が分かれています。
下記に一覧で紹介していますので、上から流しながら見てください。なんとなくわかってきます。

お手入れ方法や保管方法はどうするの?

水拭きはダメ。拭くのではなく、はたく。これが基本です。
吸い取るのはどうか?というと、やはりはたく方がいいです。そんなに難しい手入れ方法はありませんので、普通に使っていってください。
それでは長期間の保管方法はどうするのか?というと、丸めて乾燥剤を入れて紙で包んでおいてもらえれば十分です。どんな製品でもそうかもしれませんが、湿気がひどいところではカビの元です。乾燥させておけばいいだけですので、いたって簡単だと思います。

簾が少し伸びてきたようなんだけど・・・・・?

すだれ自身の重さで少し伸びることがあります。少しと言っても1センチもないぐらい。幅を88cm、上から下まで170cmぐらいの丈、つまり基準寸法で製作する場合にはほとんど伸びません。しかし、用途が変わると幅は2メートル、長さ3メートルなど大きさもいろいろとあります。重い場合やこれは伸びてくるかなと思われる場合には、こちらでおおよそわかりますので、その際には補強を入れたりして特別仕様に変更いたします。

昔からの基準寸法ではなく自分のところにあった寸法で作りたいけど作れるの?

要するに特注寸法で製作ができるか?ということですが、可能です。
普通に希望寸法で注文を受け付けています。
参考までに下記表をご覧ください。

お座敷すだれ特注代金の目安(幅88cmx長さ172cmを基準にした場合の掛け率表)

お座敷すだれ特注代金の目安(幅88cmx長さ172cmを基準にした場合の掛け率表)

幅\長さ(下がり)
30cm
50cm
90cm
120cm
135cm
172cm
(基準)
180cm
190cm
200cm
210cm
44cm以下
50%
50%
60%
65%
70%
70%
77%
85%
95%
100%
65cm以下
60%
65%
80%
90%
90%
95%
105%
115%
125%
135%
88cm(基準)
60%
70%
80%
90%
95%
100%
110%
120%
130%
140%
95cm以下
80%
90%
100%
110%
115%
120%
130%
145%
155%
165%
115cm以下
130%
140%
150%
160%
165%
170%
180%
195%
205%
215%
(備考) 上記表は幅88cmx長さ172cmを基準にした場合の掛け率表ですので、各お座敷すだれの製品価格に乗じていただければ算出することが可能となっております。
幅、高さ共に未満表示です。この表以外の寸法の場合には別途お問い合わせ願います。
中ズリ用(長さ30cm)のカギなしは50%となります。素材により製作できない寸法もございます。特注の場合には必ずお問い合わせください。
参考例) 長さ(丈)を172cmの既成のままで幅だけ変えた場合
幅cm x 長さcm
No.1
No.2
No.3
No.4
No.5
No.6
No.7
No.8
No.9
No.10
44cm x 172cm
製作不可
製作不可
製作不可
それぞれの価格の70%
製作不可
製作不可
65cm x 172cm
製作不可
製作不可
製作不可
それぞれの価格の95%
95cm x 172cm
製作不可
製作不可
製作不可
それぞれの価格の120%

初めての方は少しわかりずらいかもしれませんが、わからない場合には聞いてください。
上記寸法以外でも製作できます。

用途と使う場所に合わせて選択するのが賢い選択と言えます。

皮乱れ節四方縁房かぎ付

皮乱れ節四方縁房かぎ付(No.01)

普及品の簾になります。
間仕切りというよりも日差しの強い和室で遮光的な意味合いで使います。そのため竹自体それほど加工を施さずに、節も揃えたりしていません。竹もやや太めに加工しています。強い日差しが長時間当たっていると、その部分が日焼けしてきますので、そのような場所には最適な簾です。室内で日差しが非常に強い場所に最適です。

この簾は特注寸法での製作はできません。

皮乱れ節四方縁房かぎ付
皮出し四方縁房かぎ付

皮出し四方縁房かぎ付(No.02)

竹の片面を加工してあります。汎用的な座敷すだれで見栄えもなかなか良い感じに仕上げてあります。竹の節も揃えてあり、一番手頃な座敷すだれと言えるでしょう。節を揃えて模様を出しておきたい場合にはこの簾がおすすめです。

この簾は特注寸法での製作はできません。

皮出し四方縁房かぎ付
皮乱れ節竹天地二方縁

皮乱れ節竹天地二方縁(No.03)

主に縁の下などに吊り下げて使うと良い簾です。多少、雨などが当たっても大丈夫なように縁がありません。上下には黒竹を使っています。この簾の場合には裏表がはっきりしていますので、間仕切りとして向いていません。また節も揃えていませんし、やや太めに竹を加工して荒っぽさもありますが、住宅の中で一番過酷な日差しのところに最適な簾です。かぎは付けてありません。

この簾は特注寸法での製作はできません。

皮乱れ節竹天地二方縁
上皮出し新上ほう四方縁かぎ付

上皮出し新上ほう四方縁かぎ付(No.04)

竹の節は散らばせながら作る簾で、一般家庭において人気があります。特注寸法で製作する場合、かなり自由にできます。やや細めに竹を加工していきます。そうすることにより高級感が増してくるので、どれにするのか迷ったときには、この御簾がおすすめです。

上皮出し新上ほう四方縁かぎ付
上皮出し都ドンス四方縁房かぎ付

上皮出し都ドンス四方縁房かぎ付(No.05)

これはNo.4と同じ造りをして、縁を変えてある簾になります。ドンスを使っている関係でしっとりとした雰囲気を出しています。仏間などで使われるケースが多々見受けらます。

上皮出し都ドンス四方縁房かぎ付
四分布二つ節通り節四方縁菊房宜徳平かぎ付

四分布二つ節通り節四方縁菊房宜徳平かぎ付(No.06)

竹の節を一本筋で揃えた簾です。
見た目がとてもすっきりとしていますので、客間向けでよく使われることがあります。
柔軟に希望寸法で製作することができる簾。
No.6とNo.7は同じ造りになります。違いはカギの質を変えてあります。No.7は燻し銀のカギ。

四分布二つ節通り節四方縁菊房宜徳平かぎ付
四分布二つ節通り節四方縁菊房銀いぶし平かぎ付

四分布二つ節通り節四方縁菊房銀いぶし平かぎ付(No.07)

竹の節を一本筋で揃えた簾です。
見た目がとてもすっきりとしていますので、客間向けでよく使われることがあります。
柔軟に希望寸法で製作することができる簾。
No.6とNo.7は同じ造りになります。違いはカギの質を変えてあります。No.7は燻し銀のカギ。

金具は燻し銀の手打ち金具を使用しています。

四分布二つ節通り節四方縁菊房銀いぶし平かぎ付
二つ節通り節四方縁菊房銀いぶし平かぎ付

二つ節通り節四方縁菊房銀いぶし平かぎ付(No.08)

竹の節を一本筋で揃えた簾です。
表・裏ともに手を加えているので、部屋と部屋との間仕切りとして利用します。
竹を極限まで絞り製作するちょっと贅沢な御簾です。

金具は燻し銀の手打ち金具を使用しています。

二つ節通り節四方縁菊房銀いぶし平かぎ付
寄布一本返し二つ節西陣四方縁銀いぶし平かぎ付

寄布一本返し二つ節西陣四方縁銀いぶし平かぎ付(No.09)

主に神社・仏閣で用いられる御簾です。竹を可能な限り細くし、尚かつ、節を揃えて製作していきます。表から見ても裏からみてもいいようになっています。簾というものは手を加えれば加えるほど日差しには弱くなる傾向がありますので、遮光として利用するのではなく、広間の間仕切りとして利用していきます。一般家庭ではここまでの御簾は必要ないように思います。

金具は燻し銀の手打ち金具を使用しています。

寄布一本返し二つ節西陣四方縁銀いぶし平かぎ付
天然紋竹四方縁銀いぶし平かぎ付

天然紋竹四方縁銀いぶし平かぎ付(No.10)

紋竹(もんちく)は圏紋竹菌による竹表面の変色で茶色がかった模様の竹。滅多に見かけることはない非常に珍しい竹です。同じ模様は二つとありません。そのため模様を選んで製作することもできません。特殊な座敷すだれです。また紋竹の簾は一般家庭では必要としていないと思います。過去の例では、料亭や割烹、上座敷など用途を限定しているところで使われることがあります。また、紋竹のすだれはほとんどが特注で製作する場合がほとんどです。

金具は燻し銀の手打ち金具を使用しています。

天然紋竹四方縁銀いぶし平かぎ付
宜徳自在長押掛

宜徳自在長押掛

鴨居を挟み込むようにして使用します。
鴨居の長さが8センチ以下の場合と14センチ以上の場合には 使用することはできません。 高級スダレの場合には金具にもこだわりますので、 この金具は一般家庭でも頻繁に利用されております。

 
銀古美自在長押掛

銀古美自在長押掛

燻し銀の色合い。
鴨居を挟み込むようにして使用します。
鴨居の長さが8センチ以下の場合と14センチ以上の場合には 使用することはできません。 高級スダレの場合には金具にもこだわりますので、 この金具は一般家庭でも頻繁に利用されております。

 
延長押掛

延長押掛

鴨居の長さが10センチぐらいある場合には、この金具です。 また、お座敷すだれの高さ調整が必要な場合には使います。

 
アゼ長押掛

アゼ長押掛

鴨居の下にある溝に挟む形式の金具です。
これは少々特殊な形で使いますので、 一般的ではないかもしれません。

 
乙

鴨居の長さが数センチ(2〜3センチ)ぐらいの時には、 この金具を使い、鴨居の上に引っ掛けるようにして使います。

 

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