藺草大図鑑 おまかせ工房          
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ボーダー
上敷きの特注製作も可能です
おまかせ工房

神棚・神具一式・い草上敷きござ・お座敷すだれの専門店。おまかせ工房

藺草大図鑑

い草大図鑑

藺草大図鑑

日本の風土に最も適した床材「藺草」
その藺草の素材や特徴を紹介します。

一般的に「い草」といわれるものは、い草科の宿根性多年草で地下茎が発達していて、丈が1〜1.5メートルぐらいになります。形状は円筒型の茎、茎の内部は白い海綿状の組織でみたされていて、表皮の硬膜組織のよい発達と内部の海綿状の弾力が畳表や花ござなどの原料として利用されます。

い草には空気浄化などの機能を持っています。

い草には空気浄化などの機能を持っています。

大気汚染で問題となる二酸化炭素の吸着率は、和室に使われる障子紙や襖紙、毛、木綿に比べると約5〜9倍になることがわかっています。また、断熱効果もあります。
二重構造が人の健康にもよい影響を与えます。

い草の吸収が室内の湿度を快適にします。

い草の吸収が室内の湿度を快適にします。

い草はあ表面の皮質部と灯心部(スポンジ状)の二重構造になっています。特に乾燥した草の表面は、細かい筋と未妙な凹凸状になっており、この部分が湿気を吸収したりすることで室内を快適に保っています。

二酸化窒素やシックハウスの原因とされる化学物質を吸着します。

酸化窒素ガス吸着状況 アンモニア・硫化水素除去状況
酢酸・ホルムアルデヒド除去状況

藺草には他にもたくさんの「好」機能があります。

藺草には他にもたくさんの「好」機能があります。
保湿・断熱の効果があります
保湿・断熱の効果があります。
空気は、熱を伝えにくいという特徴があります。い草の断面はスポンジのようになっており、その中に空気がたくさん含まれています。まるで、羽毛布団みたいに適度な温度を保ちます。
室内の湿度を調節します
室内の湿度を調節します。
畳は湿気を吸ったり放出したりして、室内の湿度を調節してくれます。い草畳表十藁床の6畳間では約3リットルの吸湿能力があると言われており、除湿器と違うのは乾燥してきたら水分を放出することです。畳表など自然素材の畳により、いつも快適な生活を送りたいものです。
適度の弾力があり、転んでも安心です
適度の弾力があり、転んでも安心です。
畳は弾力性に優れ、発育期の子供のバランス感覚を養うのに効果的だと言われています。又、適度な弾力性のお陰で、転んだ時も板張りより衝撃が少ないです。赤ん坊の時から、自然素材、安心、安全の国産畳で育ててあげてください。
音振動を吸収します
音振動を吸収します。
上の階の「ドン」という音にびっくりした経験のある方は多いと思います。タイヤを使った実験では、床衝音が吸収されることがわかっています。つまり、床に畳を敷くことで音が軽減されるのです。
香りによる鎮静効果(アロマテラピー)があります
香りによる鎮静効果(アロマテラピー)があります。
畳表の匂いは、い草が本来持っている「干し草の香り」に泥初めの時に使う「染土」がブレンドされたものです。この香り、「快い」と「自然な」の中間に当たり、嗅覚的にも優しいと言われています。
畳の色相は他の素材とも相性抜群です
畳の色相は他の素材とも相性抜群です。
畳の色は琥珀色に変化します。これは、色相学ではYR系色と分類され、「暖かさ」をイメージさせる色です。また彩度が低いため、上品で、他の素材と調和を取りやすい素材です。畳は和室だけでなくいろんな空間とマッチします。

上質な藺草の見分け方を知っていますか?

上質な藺草の見分け方を知っていますか?
全体的に藺草独特の薄緑のような青色を保持しているものが上質とされています。時間がたち、使い込まれるごとに褐色に変化していきます。その他、織り方や仕上げ、染色、打ち込みなどもよさを見分けるポイントになります。藺草は根元と先の部分では、色が違います。中央部分のみが、きれいな青色をしています。品質の良い藺草製品はこの中央部分のみが仕様されるため均一のある色合いに仕上がっています。


織り上げ
織り傷や糸切れ(縦糸の切れたもの)、汚れなどの無いものを選びます。
染色
色、柄のあるものは染色された藺草が使用されています。鮮明で深みがあり、しかも艶のあるものが良い染色とされています。
打ち込み
一定の長さに対して藺草の本数が多く織り込まれているもの、つまり、目の詰まった状態のものが、良い打ち込みのものと言えます。

藺草製品の出来るまでを紹介します。

藺草製品の出来るまでを紹介します。
苗作り
苗作り
排水の良好な土質のところで「イ 苗」を作る
株分け
株分け
苗床から掘り起こし、植付けように7〜8本ぐらいづつ株を分ける。株の丈を約20cmに切り揃え、本田に植付けの準備が整う。
い草植付け
い草植付け
11月中旬〜12月中旬に水を張った水田に植えられます。株間は15〜18cm位の正方形または、18〜15cmの長方形になるように植え付けられる。
先刈り
先刈り
5月中旬、成長しているイ草を地上から約45cmの高さに刈り揃える。先刈りの効果は、1.生育を整一にする。2.先枯を少なくする。3.着花茎を少なくする。4.早期倒伏を防ぐ。5.品質を向上させる。一種の若返り法である。
網かけ
網かけ
5月下旬〜6月上旬にかけて、倒伏防止の為に網かけをする。い草は茎が細長いため、草丈が1〜1.2mになると自然に倒伏する。早く倒伏すると茎の伸長や分けつが悪くなり、病気の発生や品質低下を招く。倒伏は茎を垂直に保ち均一に健全に生育っせる効果があります。
刈取り
刈取り
7月上旬〜7月中旬に刈取りをする。刈取り時期は茎が充実、色、堅さ、弾力性が適度になった時の作業です。労力と技術を要し大変です。刈取り方法は、手刈りと刈取機を使用します。

藺草の育成から品質管理まであらゆる努力を惜しみません。

藺草の育成から品質管理まであらゆる努力を惜しみません。
泥染め
刈り取られたい草は、その日のうちにい草独特の色、香り、光沢を出すために、天然染土を使って泥染めを行います。その後、乾燥機で乾燥させます。
泥染め
乾燥
1.天日乾燥・・・昔は泥染めされたい草は刈取後の田に並べて約2日間かけて乾燥をしていました。2.機械乾燥・・・泥染めされたい草を乾燥機で乾燥します。3.火力乾燥・・・火力により約13時間かけて乾燥させる。
乾燥
選別する
選別機で様々な長さのい草を設定した長さで選別していく。
選別する
織り
選別されたい草の、傷・太さのチェックをし丁寧に織り上げていきます。
織り
仕上げ+縫製
製織された製品は、一枚一枚織り傷がないかなどをチャックする仕上げを行います。
仕上げ+縫製
出荷
出来上がった製品は、倉庫で管理・保管しているので日本全国へタイムリーな出荷が可能です。
出荷

お手入れ方法

お手入れ方法
1.イ草製品は変色を防ぐため、泥染め加工が施してあります。(カビ・汚れではありません)ご使用になる前に必ず表裏とも軽く乾拭きをして下さい。水拭きは変色の恐れがございますのでおやめください。


2.イ草製品は大変湿気を嫌います。湿気の多い所でのご使用は、カビの原因となります。


3.万一、カビが発生した際には、日影で裏干しを行い、ブラシ等でカビを掃いて下さい。(直射日光が当たると日焼けや変色の原因となります。)


4.イ草製品の汚れは、乾いた雑巾で軽く叩いて吸い取れば取れます。(万一、中に浸透した時は、水を含んだ雑巾で軽く叩きながら吸い取りを繰り返す。)この時には洗剤は不要です。


5.収納の際は、よく陰干しをした後、湿気の少ない乾燥した暗い場所へ保管してください。

上敷きの上手な敷き方

上敷きの上手な敷き方
お部屋にひろげて、上方向をピンで止めます。
両端を二人で持って、ていねいにお部屋にひろげ、約20〜25cm間隔で止めていきます。
上敷きの上手な敷き方上敷きの上手な敷き方

上方向から下方向へシワを伸ばしていきます。
縫い目をしっかり押さえながら、反対方向へゆっくりとていねいにシワを伸ばしていきます。端まで伸ばしたら、ピンでしっかり止めます。
上敷きの上手な敷き方

最後に左右を約20〜25cm間隔止めて完了
全体のシワがないことを確認して、左右の端に同じ間隔でピン止めして完了です。
上敷きの上手な敷き方上敷きの上手な敷き方


製品の縁際やつなぎ目に近いところがい草の中央部に比べ色が少し違って見えるのは、い草の根元と先の部分で、日焼け・色ムラではありません。しばらくすると目立たなくなります。
上敷きの上手な敷き方
上敷きの上手な敷き方
折りシワは、使用されるうちに馴染んでなくなります。不良品ではありませんので安心してお使い下さい。
上敷きの上手な敷き方
上敷き使用上のご注意
1.安全のために必ず鋲止めをしてご使用ください。
スベリ防止のため専用鋲でしっかりと止めてご使用下さい。
2.必ず「乾拭き」をしてからご使用下さい。
い草製品は変色を防ぐため、泥染め加工を施してから出荷しています。お手数ですが、使用前に必ず表面・裏面とも軽く「乾拭き」をしてからお使い下さい。
※水拭きは変色や色落ちの原因となりますのでお避けください。
3.湿気は避けて下さい。
い草製品は大変湿気を嫌います。防カビ加工を施していますが、許容範囲を超えるような湿気の多い場所ではカビの原因となります。使用は避けて下さい。
4.敷く場所にあった方法でお使いください。
畳の上に敷く場合は専用鋲を、またスベリやすい場所での使用はスベリ止めとの併用でお使い下さい。
上敷きの上手な敷き方
お手入れ方法と保管方法
●汚れが付いた場合、乾いた雑巾などで軽く叩くようにして吸い取って下さい。浸透してしまった場合は、水を少し含んだ雑巾で軽く叩きながら吸い取りを繰り返して下さい。※この場合洗剤は不要です。
また、強く擦りすぎますと、い草に付着している染土が部分的にはがれ、色ムラの原因となりますのでご注意下さい。
●収納の際は、陰干しをよくしてから湿気の少ない、できれば乾燥した暗い場所に保管して下さい。

※織りについての紹介です。様々な日本の伝統の織りをご覧下さい。

三重織り
錦輝織り
風通織り
三重織り
錦輝織り
風通織り
●経糸が330本あり西陣織のように柄が細かく浮き上がった三重構造の高級品です。 ●100年前の織り方を再現したもので表と裏が別々に織られ経糸でつながれた2枚織りで大変厚みのある最高級品です。 ●経糸が通常のものより100本ぐらい多い330本あり、細かい柄を綺麗に出せる二重織りです。
綾織り
糸引織り
新袋織り
綾織り
糸引織り
新袋織り
●最も一般的で普及している織り方で表裏、共に文様があらわれています。 ●畳表の織り方です。経糸が全く表面に出ないので汚れにくく、面がなめらかでゴミも貯まりにくい織り方です。 ●い草と経糸が複雑に絡み合った綾織りで大変丈夫な織り方です。アゼクラ織りとも呼ばれています。
双目織り
大目織り
目迫織り
双目織り
大目織り
目迫織り
●上敷の名称です。い草と経糸が絡まる間隔が約1cmあり、等間隔になった織り方です。肌触りが非常に良い。 ●い草と経糸が絡まる間隔が約2.5cm〜3cmあり、肌触りが良く、ボリュームのある織り方です。 ●経糸とい草が一本づつ交互、上下に浮き沈みしながら交錯したもので、平織りになります。ボリュームはないが、柔らかくしっかりした織り方です。


※縁加工の種類を紹介します。
全四方縁
四方縁
左右縁
天地縁
縁なし
全四方縁
四方縁
左右縁
天地縁
縁なし

畳サイズ一覧表(単位:cm)

畳サイズ一覧表(単位:cm)

団地間
江戸間
58間
36間
61間
本間
1畳
85x170
87x174
88x176
91x182
92.5x185
95.5x191
2畳
170x170
174x174
176x176
182x182
185x185
191x191
3畳
170x255
174x261
176x264
182x273
185x277
191x286
4畳
170x340
174x352
176x352
182x364
185x369
191x382
4.5畳
255x255
261x261
264x264
273x273
277x277
286x286
6畳
255x340
261x352
264x352
273x364
277x370
286x382
8畳
340x340
352x352
352x352
364x364
370x370
382x382
10畳
425x340
440x352
440x352
455x364
462x370
477x382

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